ひとりごと

溜め息ばかり口にするなら 同じ唇で旋律奏でよう

自分はなんて薄情なのかと思ったのだけど

仕事で未だに先週の日付を見るたび、あの頃はなにも知らなかったのに、と思う。思うけど、もう一度メールがきて、耐えられないような1時間があって、って考えたらもう戻りたいとは思えない。
それにしても、水曜日。ちゃんと食べてるしもう睡眠時間も戻った。足りてなかったから昨日めちゃくちゃ寝たけど。
いつものペース。薄情なくらい。薄情なのかもなぁ…なんだろう。昨日はちょっと躁気味だったけども。
何で自分はこんなに落ち着けたのか、というくらい、なんか落ち着いてて、薄情で申し訳なさが浮かぶ。なんでなんだろうと考えて、多分、彼らを年の近いおっちゃんと思っている方が大きいからなのかな、と思った。

私は小さい頃から捻くれていて、女の子は赤ね、と言われればふざけんな私は青がいいと言い大人を困らせるような子供だったから、
小学生の頃SMAPが流行っても、はぁ、アイドル?って感じだった。多分今なら森くんかっこいいって言うけど(笑)
そのうちに木曜の怪談が始まって。所謂Jr.の黄金期。私より少し年上の人たちは普通に見ていた。見ていたけど、同じくらいの男の子を見ている感覚だったんだと思う。
学生の頃から男友達も多くて、今でも男友達と普通に遊ぶ。2人でもなにも起こらないし、なんなら同じベッドでだって寝れる。異性という意識もない。多分それと同じ感覚で、同じくらいのかっこいい男の子たちが、TVで頑張ってるなぁって。
だから、今回のことも同年代の男性の決断って感覚なのかなぁ。

私は多分、関ジャニ∞が踊って歌うだけのキラキラしたアイドルだったら好きにならなかったと思う。だから他のグループに興味はあるけど、不思議なくらい落ちない。
どちらかと言えば、多才なバンドを見ている感じなのかもしれない。アイドルとして好きって方には申し訳ないんだけど。多分あまりアイドルとして見ていない。
だから親近感が湧く。同年代の、頑張ってる男の子たち。

そりゃ、7人で楽しそうにしてる姿は好きだったから、今でもふとした時に淋しく感じるし、バラエティ見てても、この時はもう知ってて…とかもおもう。
でも35歳過ぎてなにかを決断するってのもすごいことだし、全部メンバーが食い下がって聞いてて、まだ不服はあるかもしれないけど、それでもあの場で話していたことはメンバーの本心だと思いたいし。
同年代のおっちゃんたちの、1つの決断だと思うんだなぁ。
今まで経験した解散とか脱退は悔しいくらいに悪者と思える人がいた。勝手に悪者にしてるだけだけど。今でもそのことで涙が出るバンドもある。
でも今回のことは誰のことも私はそう思わないから、たまによくわからない涙が出る。

そしてこれからの体制で頑張る6人が無理しないでほしい。私の願いはそれだけ。

色んなバンドが好きだったりすると、やっぱり解散も脱退も経験することが多い。昨日思い返しながら、ああまたか、もうやだな、と思ってしまったし、私が好きになるグループこういうこと多すぎて、ファンに申し訳ないなって思ったりもした。
でも、私以上に、何人か好きだったメンバーを亡くしている友人が私が好きになったからだと言った時にちょっと怒りそうになってしまった。同じこと言ってるのに申し訳ない限りなんだけど。
好きになって申し訳ないと思うけど、わたしたちなんてそういう面で彼らには何の影響力もないんだよ。私たちはそんなに大きな存在ではない。応援することはできるけど、解散させたり脱退させたり、ましてや死なせたりなんてできないんだよ。わかってても思ってしまうの、私もわかるけど。

なおさら、それを人になんて言われたくない。そんな追い討ち、かけられて嬉しい人もいない。
そんな脱退や解散や、たくさん経験したファンが抜けたらメンバー戻ってくるのかって。
戻ってくるなら私もファンやめるけどさ。そういう問題じゃないんだよね。
彼らの意思に、そういう経験をたくさんしているファンは関係ないんだよ。

なんで他のことでもやもやするんでしょうね。いやだね。

4月が嫌いになりそうだ

12年前の4月、PIERROTというバンドが解散しました。音楽の方向性が違ったから、という理由でした。
私はそのバンドに人生を変えられたと思うくらいに傾倒していました。当時は学生で、地方に住んでいて。音源はかき集めていましたが、ライブには1度しか行けませんでした。
音楽の方向性が違ったと、解散にはそう書かれていましたが、解散の少し前に、なんかバンドの雰囲気が変わったと、流れる空気が変わったと思い少し距離を置いていました。
解散した時には正直なんの感情も湧きませんでした。ただ、好きな人がもうつらい思いをしてほしくないなって、もうしないならいいかなって、そう思いました。空気が変わったと感じた辺りから、CDも聞けませんでした。
彼らの時を、勝手に止めました。

10年程前、その大好きだった人のブログを元に好きになったバンドがいました。MSIというバンドです。
その頃には東京に住んでいて、働いていて、その大好きな人が今やってるバンドのライブにも行っていて、好きなバンドのライブは行くもの、という感覚になっていたので、通い詰めました。都内近郊だけのライブは全通して、全国ツアーも15ヶ所とかあっても10ヶ所くらいは行って、握手会も毎週のように行くのに同じCDを何枚も買って。嬉しいことにメンバーに顔を覚えてもらい、ライブ中にも気付いてもらい。
地元に戻る時に、あまり行けなくなる、と本人に言いました。来れる時来てな、と言われました。ライブは数回行きましたが、握手会はそれが最後。自分で線引きをしました。それから数年して、私の本命さんは脱退しました。
つい最近、バンド自体も解散。あまりいい理由ではなく、夜中に泣いて泣いて、隣にいた人に散々泣きつきました。本命が抜けた時よりきつかった。友人に行けなくなった人がいるからどうか、と誘われましたが、最後を見届ける勇気がありませんでした。

もう一つ、花少年バディーズというバンドにも通いました。こちらも、ツアーは本州全箇所回ったり、握手会も何度も行ったり。本命さん含め、メンバーさんに顔を覚えてもらったりもしました。
数年して、ちょっと考え方が合わなくなってきたかなーと思い離れだした頃、メンバーの1人と連絡がつかなくなったと。結局、彼は今どうしてるのかもわからないけど、地元で元気にしてたらいいなぁと思いますが。
それが機となり、解散。4人でのライブなんて見たくないと、こちらも最後は見届けることはありませんでした。
自己防衛なのかな、誰かに線引きされたくなくて、自分の中で永遠にしているなぁと思います。

そして今日、5年くらい誰かを追いかけることをやめていた私が1年前に好きになった関ジャニ∞が今まで通りではなくなると
すばるくんが別の道を歩くと聞きました。
聞きましたってなんか変だなぁ、知りました?わかんないけど。
当たり前でど新規の私には、どこか遠い話で。上記色々仲違いやホントにバンドとやりたいこと違って抜けた本命とか、連絡つかなくなっちゃった子とか色々あったから、円満退所ってすごいなとか。
いや、私自分が地獄知ってるから悲しむななんて思ってません。ただこれだけ知ってても、またななにんのかんじゃにえいとみたかったって呟いたらなんかもう涙が出てきて。一回見れて良かったな、とは思うけど9年も前だしそんな意識もしてなかった。
私は割り切った、とか呟いておいて、仲良くしていただいている方々の心配とかしてて、でもすばるくんの両脇に大倉さんと錦戸さんがいるの好きなんだよなとか思って、それももうテレビで見れるの限られるんだろうなとか、なんか色々考えては眠れなくなっています。
基本的に、好きなことできないで無理矢理一緒にいるのなんて見たくないから、メンバーがそう言ったら従うって考えだし、
錦戸さんのコメント見たらもうすっと気持ちが整理されてしまったというか。相変わらず本命を宗教にするのやめたいんだけど(笑)
それでも割り切れない思いってあるんだなぁと、そう思ってます。今でも思い出したように涙が出てくる。大泣きはしないんだけど。
ただホント、メンバーもファンもみんな腹の底から笑える日がくればいいな。笑ってるみんなが好きだよ。
ひとつだけクソ我儘を言うなら、すばるくんにeighter!って言われたかったな。

羊の木に囚われている

羊の木を見てきました。
現時点では、二回ほど。
見る前は確実に錦戸さん目当てでいたんだけどなぁ、今となっては作品に囚われている気がします。
初日初回に見て。いろいろいろいろ考えて。
一週間後にまた見ました。
基本映画を一人で見に行くスタンスで、あまりこういう話をできる相手もいないのでブログを開設しました。
この後何かを書くかはわからないけれど。
思いついたことを思いついただけ書くので支離滅裂かと思われますが。

 

冒頭で月末が6人を迎えに行くシーン。
というか 月末が周りの状況に流されている時。
ずっとお口が開いていたように思えました。
あれは自然に、状況が呑み込めない月末の口が開いていたのか、そういう演技をしていたのか。
したことではないんだろうけど、ずっと気になってました。

 

基本的に月末はいつも受け身で。
のろろ様も見てはいけないといわれるから見ない、それ以上の意味はない。
昔からある田舎の因習を何の疑問も持たずに受け入れる。
その田舎が嫌で嫌で飛び出したあやはだから苛々したんだろうなぁ。
そこに家族を持って地に根付いた須藤とも違い、別に一人でどこにでも行ける(実際は介護とかしてますけど)月末が嫌とも何も思わずに魚深に埋もれていっていることに苛々して、でも結局自分も同じ土地に戻ってきて、同じように生活していることにも苛々しているから若干月末に当たってるいるのかな。
最後、あやが月末に「ラーメン」というシーン。
あれは魚深で生きていくつもりになったのかなぁと思いました。

 

月末は魚深のことを、「魚が美味しく、人がいい」と6人に言います。
言った直後のシーンでカレーを食べてて、正直「カレーかよ!」とつっこみたくなったわたし。。。
でもよくよく後から考えて、魚が美味しいって心底言っているわけじゃないのかなぁと。
この土地について、これしか言うことがないとかそういう感じもあるのかなぁと。
実際私も関東の片田舎に住んでいますが、いいところなんてそうそう挙げられません。
こういうのが挙がるだけ、マシじゃないかとも思います。
6人の反応で人を描くという側面もあったかとは思いましたが、私は田舎特有のこういうことを感じました。

 

ストーリーとして、 たぶん公開前の試写会で見た方がネタバレ未満のことを呟いているのを見てしまっていたので、
なんとなく宮腰がキーマンなんだろうなとは思ってました。
というか、あの中の誰かが何かを起こす、となったら宮腰なんだろう、と。
それと勝手な偏見なんですが、大野さんは絶対悪いことしないと思ってました。
やくざって堅気には手出さないじゃないですか。物語の中でですけど。
実際、公式さんのツイートでお酒の席でクリーニング屋さん守ってて。
クリーニング屋のお二人結構好きです。

 

月末は確かに人を殺していないという意味では普通の人間だったと思います。
でも淡々としているようで実はすごく人間臭い様な気がします。
宮腰とあやが付き合っていると知った時、月末がしたことはあやの中の宮腰の印象を悪くしたいだけにしか私には見えませんでした。
でも言った後「誰にも言わないで」と市役所としての体裁も整えようとするし、自分が楽になりたいからすぐに宮腰に謝る。
バンドの練習中にたまたま通りかかった宮腰を、須藤が「友達?」といったことにより宮腰はそれが嬉しくて、月末はそれに囚われたんじゃないかなぁ。
何度か宮腰が言った「友達として言っているの?」って問いに、「友達」と返すことで自分にも嘘をついていたように思えました。
私は月末は宮腰のことをずっと殺人犯としてしか見てなかったように思えました。
宮腰が目黒と杉山を殺して、月末の家に来て疲れたと眠ってしまうまで、友達ではなかったんじゃないかなぁ。
そこの転機は何かはわからないけども、月末が眠ってしまった時はもう友達と思っていたような気がします。
線引きが何なのか難しいんだけども。
高校の頃の話なのかなぁ。

海に飛び込むシーン、なんでだかわからないけれど宮腰が嬉しそうに私には見えるんです。

友達と一緒に、悪いことじゃないけどなんか、いたずらをするみたいなそういう感じ。
物理的には宮腰は、死んでしまっているんだろうけども、なんだか私は死んだように思えないです。

 

それと、個人的に気になっていたのが、季節感。

11月くらいかなってなんとなく思ってたんですが、練習中の月末が半袖だったり、大田さんがいくらあり合わせだとしてもTシャツ着れてたり。

作中のポスターとかに書いてあったのかな、全然見れてないんだけど。

それと、宮腰の車の遺体。臭わなかったのかな…それとも月末はそれどころじゃなかったのかな。

 

いろいろぼろぼろ出てきますが、きりがないのでいったん終わりにします。
基本的に錦戸さんと思って見てないのですが、運転してるシーンと楽器弾いてるシーンと寝起きは反則です。かっこよかったです。