ひとりごと

溜め息ばかり口にするなら 同じ唇で旋律奏でよう

競争心がない

世界で一番可愛いと言われて育った。

命の危機に関わるようなこと以外怒られたことがない。

幼いころからスポーツをしていたし、勉強もはすきだった。

可愛いね、と言われたらそうでしょうと素直に応えて生きてきた。

なのでかわからないけど、嫉妬や羨望にあまり縁がないように思う。

先日TLで、「嫉妬や羨望の感情が希薄な人は向上心が希薄」とみて腑に落ちた。

私には向上心も競争心もあまりない。

 

スポーツをやっていたと先述した。

小4から3年間、バレーボールをやっていた。

大体学年で1チーム。自分の学年は人数が少ないから2つ下が2人入っていた。

2クラスしかない小学校である。チームのメンバーとは仲が良かった。

2代上が全国ベスト3、同学年男子は全国ベスト16。

自分たちの代はさほど強くない。

人気の作品がよぎる。まさに落ちた強豪。漫画のような話。

だから練習は厳しかった。仮病を使って休むくらいに練習が嫌だった。

楽しくバレーやってたかっただけなのに、勝てと言われる。

練習試合も他校との合宿も好きだったけど(漫画みたいだけど、本当にコーチのコネクションで合宿していた)、公式の試合が大嫌いだった。

勝つとか負けるとか本当にどうでもよくて、そのために厳しい練習をしなければいけないのが嫌だった。

楽しくスポーツやっちゃいけないのか。勝たなきゃいけないのか。

ずっとそう思ってた。競争心がない、で納得した。

私は楽しくスポーツできていれば負けてもあんまり気にならない。多分キャッチボールがしたいくらいのぬるいことを言っているんだろう。

あ、競争心がないのかー!ってすっきりしたことを書きたかったのに、思った以上に嫌だったんだろうなと書いてて思った。

小学校卒業を機にバレーはやめた。自分では厳しい練習から逃げたと思っている。

でも映画を見てバレーやりたい!って思ったりするし、高校のクラスマッチくらいまでは経験者枠に入るくらいの腕はあった。遊びでなら今でもやりたい。

思い返せばコーチは変わったんだから、実は中学の方が練習ぬるかったかもなぁと思うけど、結局2代上は超強豪なので変わらないかもなぁとも思う。

2代上のエース、コーチの娘さんは海外のプロリーグにまで行った(漫画みたい!!!)

 

向上心のなさも、半期ごとに仕事の目標を書くのが嫌で嫌で仕方ないので本当にその通りだと思う。ただ淡々と仕事をして、お金が欲しいだけ。

欲を言うなら好き勝手勉強してお金が欲しいけれど、そこまでの学がないのでそういう生活は送れない。

資格は取るだけ取って実務できない人見すぎてゴールって何だろうと白けてしまった

(というのは口実で、資格は高いし自分で申し込まなければいけないので面倒なだけ)

 

締まらない。納得したなぁという話。

共感

友人と作品の薦め合いをよくする。

好みのジャンルはばらばらだけど、互い好みはわかっているので、取り敢えず薦めるだけ。無理に読めとも言わないし、結果も聞かない。

私は人に好きなものを薦めて、あまり好きではなかったと言われるのが好きではないので(別に真っ向から言う必要もないと思う)、基本的にあまり薦めなくなったけど、それを言わないとわかっている人にだけは言う。薦めるというより、自分はこれが好きくらいで(既に逃げの姿勢)

前置きが長くなった。

ある時友人に、共感できなかったと言われた。作中の人間に共感することのない私はそういう考え方があるのかと思った。

幼いころはあったと思う。子供の頃好きだったキャラクタは揃いも揃って優しい人だから。

気付いたら作品を構成で見るようになっていた。こういう構成の話、みたいな。

誰かに肩入れすることはない。客観的に第三者としてその場にいる感じ。物語の構造とか構成ばかり見てしまう。気付いたのは最近だけど、たぶん高校生の時に一次創作も二次創作もやって、少し視点が変わったのかと思う。気付き。

構造や構成なんて似ている話は山とあるので(自分はいつも同じような話を書いている。書きながら既視感を覚えるくらいには)、似てるから読まない、見ない、とはならないけれど。

 

最近自分に似ているキャラクタがいると感じる。七実と寅子。

境遇が似ているわけではない。全然似ていない。性格もすごく似ているわけでもない。なんとなく似ている程度。

かぞかぞは去年みていたドラマだから、今見ていてハラハラすることはない。まぁ多分これから同じシーンで泣くんだろうけど。

とらつばはリアタイしている。朝ドラを見て15分したら始業。贅沢な在宅勤務だと思う。

内容もあって、仕事が忙しくない現在、大体始業からその日の放送の内容を考えてしまう。一つ一つに言及はしないけど。今日も長文をぼやくくらいには考えている。

 

仕事、いそがしくなってくれないか。波がありすぎる。

しらなくていいこと

先週再放送でやっていたドラマ、エルピスを見ていた。

当時はそんなに気にしていなかった、齋藤が岸本に言った「お前局内の人間関係興味ないだろ」(概約)を、自分に言われているような気がした。

自分は凪の中にいるのだと思っていた。人にそれを話したら、外の波を教えられた。最終的に波にのまれた。

私は負に引きずられやすい。というか、あてられてしまう。そういう人が多いか少ないかは知らないけれど。

だから人は人、自分以外は他人、という思いがとても強い。自分が大好きなので。

 

我が強いし好き嫌いも激しいし、あたりは強いし、大人数で騒ぐのも苦手だしいろいろと面倒な人間の自覚はある。

だから自分以外は他人、とはいえこんな人間と仲良くしてくれる人は大事に思っているし、楽しく生きていてほしいと思っている。もう少し外側に、一方的に好きで、楽しく生きてほしいと思う人も少なからずいる。

でもそれ以外の人間にも、その関係にもさして興味はない。一時的に興味が向いてもすぐ忘れる。

 

去年、母に、祖父は場が盛り上がるのが好きだが、自分は輪からそっと抜ける人だったと教えてもらった。そして、あなたもそういうところあるよね、と言われた。自覚はなかった。

という自分のツイートを先日見つけて、今そんな感じかもしれないなぁと思った。

少し距離は置いたがまだ少し波が立っている。

勝手に楽しく生きていてほしいと言っている方が愚痴っていることも同じことではないかと思うくらいには。

波が立っているので平穏のための独り言。ぼちぼち落ち着くかと思うけど。

 

ここまで読んでいるフォロワや、わざわざ別垢からフォロバしてくれた方々、何年間が空いても軽く会ってくれる友人たちは大事な人の輪の中にいます。

 

明日から本気出すよ

あんずちゃんが頭の中で歌っている。いや、あれは歌なのか主張なのかよくわからないけれど。

人様のブログを立て続けに見たので何となく長文を書きたくなった。

というのは建前。仕事が暇すぎて延々と呟いてしまう。

こないだお話しした方に、独り言多くてごめんねぇ家でもテレビに話しかけちゃう、と言われた。私もルームシェアするまで自分の独り言の多さに気付けなかったのでまぁそんなもんだと思う。別室にいた同居人に、電話してるのかと思った、と言われて初めて自分の独り言が多いことに気付いた。

それから独り言を言わないようにした。今はそれが全部呟きになっている。

私は常に何か考えているのが当たり前だし、脳内DJが何か音楽を流している。みんなそうだと思っていた。だから「そういう人もいる」程度の割合らしいことを何かで見かけて驚いた。考えないことはなかなかに難しい。

常に何か考えている。常に音楽が流れている。正直アウトプットしないとパンクする。

罪悪感を覚えるくらい仕事が暇すぎて、ひたすら呟いてしまうけれど多分煩いと思う。

ミュートしてくださいね、と言ってはいるが申し訳ないくらい煩いと思う。

なので気休めの長文です。多分身はない。

 

少し前までなら、暇さえあれば予習か趣味の勉強をしていた。

それが予習の方は上層部はあまり乗り気ではないようで、3月まで一緒に働いていた元上司だったら知識を詰め込めば詰め込むほど喜んでくれたのに(ただし無茶ぶりはされる)、今の上司たちはそれもあまり…という感じでなんだか反応が薄い。相手にされていないだけかもしれないけれども。なのでモチベーションもあまり上がらないし、何度となく勉強しても何だか身につかない言語がある。こちらは趣味の話。

多分見れば読めるけれど、組めと言われても難しそう。簡単な言語が売りなはずなのに。ずっと自分と相性が悪いと思っていた。

参考書を基にした勉強が苦手で、ひたすら自分の言葉に置き換えてやっと覚えられた私が、今回はそれをやっていないことに気が付いた。もう2年くらい無駄にしている。

1年で数学が嫌いになり赤点ぎりぎりまで行ったのに、そのあと担当する先生が変わったら1年で全国模試学年3位まで巻き返した。

誰にも教わってないけれど数学くらいの巻き返しができるだろうか。

 

ここのところ少し人間関係にストレスを感じているのか一向に蕁麻疹が引かない。

その件は落ち着いたけどあまりに疲れてしまったので必要以上に自分を甘やかしていたような気がする。

板についてしまっている怠惰をはがすことから始めたいと思う。

不可逆少年を読んだ

タイトル儘です。不可逆少年という作品を読みました。ネタバレ前提です。

いつもブックメーターに感想は投稿しているけど長くなりそうなのでブログにします。

 

作家買いをする私が珍しく、はじめましての作家さん。法廷遊戯も気になったけれど、あらすじに惹かれて先に2冊目。

文章が合わないとベストセラー作家さんであろうと話に没頭できないですが、話が分かりやすい。読みやすい。

一人称がころころ変わりますが、傘マークは茉莉、太陽マークは真昼パートとみるとわかりやすく。茉莉パートは少し幼いかとも思えたけれど、割と読みやすかった。

名前も少し変わっている子が多く、しおちゃんってかわいいなとずっと思っていました。

砂と漠の砂漠兄弟に雨だまりはオアシスだったのかな。雨に昼、そして早霧。霧もまるで意味があるような。言及されていなかったからわからないけれど。

 

フォックス事件とカミキリムシ。二本の柱で行くのかどちらかに重きを置くのか、少し不明瞭だと思っていたけど結局は絡み合って一つにまとまったような。

一人称はうまいこと心情を織り込むから、地の文に答えがなかったり主観が入ったりする。茉莉パートがまさにそうだった。

カミキリムシの話は、割と描写がなくても茉莉もバラバラな髪形にされたのだろうとか砂が被害に遭った美容師志望とか、その辺で察しがついていたけど、妙に少ない神永姉妹の描写。茉莉も知らないことなら読者にも伝わらない。茉莉はすべて奏乃に話していたし。奏乃が茉莉の知らないところで何をしているかなんて茉莉の視点からではわからない。

対してフォックス事件を軸にするなら、詩緒についてが少なすぎる。神永姉妹の、感情がわからない姉、痛みがわからない妹、という風に見て取れる描写からは、個人的には奏乃の方が危なそうに覚えた。

 

ので、すべてが綺麗に畳んだのかなぁとは思います。

真昼パートの一番最初に、綺麗に更生に導ける話を持ってきたのは不可逆少年への対比だったのかもしれない。

早霧さんはMIUの桔梗さんみたいだなって思ったし、真昼さんは内藤先生のONシリーズの野比先生みたいな感じで再生されていました。死体発見しちゃったし…

もっと早霧さんがかかわる話を読んでみたい。正直人道的ではないし、あまり幼い子にすることではないけど、神経犯罪学というものに少し興味が出た。

前作も読んでみたいと思ったので、映画より前に読みたい。

 

それにしても、子供にとってのコミュニティってよほどじゃない限り家庭と学校なのに、茉莉や砂漠はどうにかできなかったんだろうか。後神永家は姉妹しか描写がなかったなぁと。

 

 

怪物は誰か

遅ればせながら、怪物を見た。

以下、ネタバレを含む感想。考察でも何でもない、ただの感想。

 

早めに見た人の呟きで、先入観なしに見た方がいいとのことだったので、ひたすら情報は見ないようにしていた。まぁ呟いている人も私のTLにはいなかったけれど。

予告とキービジュアルと、あとたまたま目にした鬱映画を態々見に行くのは…的な話。

そしてクィアパルム賞をとったということ。

日頃鬱映画を好んで見に行っているような人間だし、予告とキービジュアルでもそうだと思っていた。

田舎のさびれた村かなんかできっと何かが起こる。その程度。

 

でもそれすらも穿った先入観だった。

 

母目線、教師目線、そして子供目線。

目線が変わると世界が変わる。

母目線の時点で、やばい学校だやばい先生たちだと思っていた。

ただ、母親がかける湊君への言葉。

普通に幸せになってほしい。

全然話は見えていないけど、この時点でこの子にとって期待の言葉ではないし、下手したら呪いの言葉なのではないかと思った。

実際そのあと車から飛び降りたし、ずっと何かに悩んでいるみたいだったし。

正直、自分で髪を切ってシャワーを浴びていたときは、先生にいたずらでもされたのでは……と余計な心配をした。本当に要らぬ心配だったしそんなことがなくてよかった。

女子生徒に手を引かれている時にも何か生徒によくないことをしているのでは……ともう私が一番のモンペである。子供を産んではないけれど、大人の犠牲になる子供はとにかく見たくない。

視点は先生へと変わる。

なんだこの先生、何も悪いことはしていない。ガールズバーにだって行っていない(行ってても別にいいけど)。淋しい人でもない。あの火事を彼女と眺めてただけ。

寧ろ先生の視点からでは加害者に見える、湊君へも理解を示そうとしていた。ように見える。

校長室で飴舐めてたのはちょっとどうかと思ったけど、彼女とのやり取りを見ていたらまぁ納得はした。

この先生も、やっていないことを押し付けられて、学校の犠牲者なくらい。

まぁ母親視点を経ているので、ここまで見ていると行動がこわいのは校長かな。

あと依里君の父親もあんまりいい感じには見えないけど。

ここまで、細かいエピソードが多く、なかなかに話が散らばっていたのでちょっと整理がつかなくて午後もう一度見ようかと思ったくらい。

 

けれど子供の視点で世界は一変する。

この子達、いじめの被害者と加害者ではない。

ふたりの時だけ話しているのを見たあたりから、もうずっと泣いていた。

依里君は、勉強ができるとかそういうのではなく賢い子なんだと思う。

母親視点の時は小5で平仮名を鏡文字で書くなんて、と思っていたのに。

父親とクラスの子の加害にも、諦めているようにも見えるくらい。

すべてを疑って見ていた自分が恥ずかしいくらい、湊君と依里君が綺麗に見えた。

物語を不穏に思わせるためのような管楽器の音が、校長先生と湊君の言えないことを込めた音色だったのは驚いた。

少しだけ、校長先生の見方が変わった。先生がついた嘘、に関しては明らかではないと思うけど。

このふたりのことをどうこう書いてもなんかいけないと思うくらい、自分の気持ちに素直なままで大人になってほしいと思った。

最後どうなったのか、なんて、別にみていた友達に言及されるまで本当に何も考えていなくて、この子達、幸せになってくれないかな……なんてことしか考えていなかった。

 

あんなに先入観に囚われない、と思っていたのに子供視点になるまですべて先入観の塊だった。怪物なんていないと見終わって思ったけど、「怪物だーれだ」すら、ミスリードでは、と思った。

それかすべてを疑ってかかった私が一番の怪物だったのかもしれない。

 

最後に一番しょーもないことを言うけど、とにかく依里君が可愛かった。

依里君そのものも、演技も表情も、着ている服装も、すべてが可愛かった。

私が小学生の頃なんて男の子みんなJリーグのジャージ着てた……あんなおしゃれな子いなかった。

厄割玉を割った話

なーんもオタク事関係ない話です。

ちょっとびっくりしたねーって友達となった話。

 

私の地元に泉神社という神社があります。身バレするようなことでもないので書きますが。

地元でもパワースポットとして有名で(数年前まで知らなかったけど)、失業当時、若干神頼み的に何か所か神社に行ったのがきっかけ。

他にも割とパワースポットと呼ばれているところも行きました。こちらは宝くじがよく当たるという噂のところ(まぁ買ったことないのですが)

 

話は逸れましたが、宝くじがよく当たる神社は近い割に行きにくく、友人を連れて去年泉神社に初詣に行きました。

厄割玉を見つけたのはその時。

厄払いってなんか予約して~払ってもらって~お金かかって~って億劫で(そりゃね)ちゃんとしたのをやってもらったことがないんですが。

厄割玉(1個300円)を買って(決まった)石に投げる、という気軽なものでして。

たぶん私はその時、仕事決まれ~!くらいの気持ちで投げてクリーンヒット。

友達は厄介な先輩いなくなれ的な気持ちでクリーンヒット。

私は程なく内々定をいただいたり今の仕事に内定が決まったり、

友人は願った先輩が部署移動したそうです。

そして今年。

また初詣は泉神社。

写真2枚目が厄割玉ですね。

でも今年初めの私、べつに現状に困っていなくて、見事にノーコン。

(友達は沢山割ってた)

やっぱ厄もないのにとりあえず投げるのはよくないのかなーなんてその時は思いました。

 

時は過ぎ4月。

派遣先の人事異動により入ってきた社員さん、上司と相性最悪。

相性最悪でも別に仕事に影響出なきゃいいんですよ。

いいんですけどね、グループミーティング内で口論するんですよ、40代と50代が。

聞いてるこちらのストレスが溜まる。個人的にも愚痴られる。

あまり細かくは書きませんが、わたしはこれで円形脱毛症再発、過去最高の蕁麻疹。

 

GWに福岡に行ったお土産(と母の日)を渡しに実家に行くついでに、先日泉神社に行きました。

福岡の香椎宮でおみくじとか引いてたんでお参りだけして、厄割玉にあの人たち何とかしてくださいの気持ちを込めて投げたらクリーンヒット。

そして、4月からグループに配属された方は他のグループに行かれることになったそうで。

厄割玉投げて直ぐ過ぎて(1週間とか)ちょっとわたし、こわくなりました。

まぁとてもありがたいんですが。

なお沢山投げた友達はちょっと仕事が大変らしく欲張ったのがいけない…と言っていました。

 

信心深くはないけれど、タイミング良過ぎて折々お参りしような…という気持ちになりました。

という日記です。